第3週:公開
レッスン3.1:第1話
最初のエピソードを準備しましょう
このレッスンの内容:第1話を準備する
第1話は、ほかのどのエピソードよりも重要
Dorianでは、第1話があなたのオーディションです。プレイヤーがストーリーに夢中になり、Heartsを使い、シーズンを最後までプレイすると決める前に、とても重要な判断をします:
その判断は、多くの場合、最初の30秒で下されます。

テンプレートから始める
ベストプラクティスを実践しやすいよう、Dorianの人気ゲームを参考に、異なる2種類のゲームプレイループを使ったテンプレートを用意しました。魅力的な第1話を構成する各要素を分解し、エピソードに必要な長さの目安も示しています。

ゲームプレイループとは?
ゲームループとは、プレイヤーがゲーム全体で繰り返す行動の中心的なサイクルです。Dorianで最も一般的なループでは、すでに利用できる複数の機能を活用します:

- メモリーバンクと関係性システムを使い、恋愛対象との交流を通じてプレイヤーがポイントを獲得できるようにする。
- 実績を通じてプレイヤーがレベルアップできるようにする。
- テキストインポーターを使い、長く複雑なスクリプトをできる限り効率よく執筆、実装する。

テンプレートには、よりシンプルなSimple Progression(シンプル進行)と、少し高度なAdvanced Progression(上級進行)の2種類のループがあります。別の方法を試したい場合も、これらのテンプレートを自分のゲームに合うよう調整して使えます。


ドロップオフとは?
魅力的な第1話の作り方を説明する前に、ドロップオフについて見てみましょう。ドロップオフとは、エピソードとエピソードの間でプレイをやめるプレイヤーの割合です。初めてのゲームを公開したばかりだと想像してください:
- 1000人のプレイヤーが第1話を開始
- 600人のプレイヤーが第1話を完了
- 350人のプレイヤーが第2話を開始
このプレイヤーの減少をドロップオフと呼びます。ここで重要なのは、ドロップオフは普通に起こるということです。ゲームが悪いという意味ではなく、インタラクティブなプラットフォームにおけるプレイヤー行動の特性にすぎません。

ドロップオフにどう対処する?
ドロップオフを完全になくすことはできませんが、実証されたルールをいくつか取り入れることで大幅に減らせます。高い成果を上げるDorianゲームは、プレイヤーの注目に絶えず応え、勢いを生み出すよう設計されています:
1つ目:プレイヤーにこまめに選択肢を提示する。 選択しない時間が長すぎると、ゲームをプレイするより小説を読むような、受け身の体験に感じられ始めます。初心者向けの目安は、選択肢なしで約15ステップを超えないことです。小さな選択肢も重要です。特に、主人公の性格や好み、各恋愛対象との関係性を形作るものは効果的です。こうした選択肢により、プレイヤーは自分なりの主人公を作っていると感じられます。
2つ目:アクションの真っただ中から始める。 ゆっくりした導入は避けましょう。「物語が面白くなる瞬間はどこ?」と自分に問いかけ、そこから始めてください。
3つ目:キャラクターアートをすぐに見せる。 プレイヤーはキャラクターに会うために来ています。恋愛シミュレーションでは、感情的な愛着は視覚から始まります。最初の1タップでキャラクターアートを見せるだけでも、大きな違いが生まれます。長い語りや説明の多い導入でプレイヤーを待たせないでください。
4つ目:語りより会話を優先する。 インタラクティブストーリーには勢いが欠かせません。長い語りのブロックはテンポを落とし、特にモバイルではプレイの妨げになります。目安として、会話で見せられることは会話で見せましょう。
プレイヤー体験
この段階では、新規プレイヤーが次の3つの質問に答えられるようにしましょう:
恋愛対象は誰?
キャラクターデザインのレッスンを終えていれば、もう分かっているはずです。次は、最も印象的な紹介方法を考えましょう。言葉で強く印象に残るキャラクターもいれば、あえて言わないことで印象に残るキャラクターもいます。最初の印象を慎重に作りましょう。(ヒントが必要な場合は、キャラクターの話し方を作る方法についてのアカデミー記事をご覧ください。)

なぜその相手と恋愛したい?
これはゲームのコンセプトにすでに組み込まれているはずです。企画説明と同じように、デモでも簡潔に伝えましょう。切迫感があり、プレイヤー自身に関わるものだと感じられる必要があります。恋愛は、プレイヤーがまだ感情移入していない段階でキャラクターや街、世界を救うといった遠く抽象的な目標ではなく、主人公が*今この瞬間*に直面している問題の解決策であるべきです。
お金を払うと何が得られる?
Dorianでは、クリエイターはゲーム内で最も魅力的な選択肢にHeartsを設定することで収益を得ます。それ以外は無料でプレイできるため、成功するゲームには、プレミアム選択肢を魅力的に感じさせ、その価値を明確に伝えることが欠かせません。そのために使うのが、導入と呼ばれるプレミアム選択肢へつながるシーンです。
どれほど熱心なプレイヤーでも、何を見逃すのか分からなければ、素晴らしいシーンをスキップすることがあります。導入では、プレイヤーに次のことを伝えます:

- そのシーンで何が期待できるか
- お金を払う価値がある理由

プレイヤーがプレミアム選択肢に到達するまでに、優れた導入は何が得られ、それがなぜ重要なのかを伝えています。たとえば、キャラクターポイントを獲得できることや、そのシーンが楽しいことです。
第1話はチュートリアル
第1話では、ゲームについて何も知らないプレイヤーを、まったく新しい世界へ案内します。大変に思えるかもしれませんが、役立つ工夫があります。設定を説明文で伝えるのではなく、プレイヤーの主体性を高める、楽しくプレイできる場面に変えましょう。これは最初の有料選択肢で特に効果的です。プレイヤーがいる世界のルールを伝えながら、ゲームの仕組みを学べるように活用してください。

第1話の成功チェックリスト、自分で確認しよう
オープニングの準備はできていますか?
- 最初に目に入るのが恋愛対象になっている
- 最初の選択肢が10タップ以内にある
- アクションの真っただ中から始まっている
- 語りが2〜3タップ以上続かないようにしている
- ポイントシステムを早い段階で紹介している
プレミアム選択肢の準備はできていますか?
- プレミアム選択肢が2つ以上ある
- 最初のプレミアム選択肢がチュートリアルとして機能している
- サブポイントシステムで収益化している
- プレイヤーがポイントシステムの価値を理解できる
- 2つのプレミアム選択肢に効果的な導入がある
エピソードの準備はできていますか?
- エピソードが強烈なクリフハンガーで終わる
- 少なくとも15タップごとに選択肢がある
- 3〜4人の恋愛対象を紹介している
- 各恋愛対象に、はっきり異なる独自の話し方がある
